カンヌ国際映画祭で最年少男優賞を受賞した柳楽優弥さん。
かつては細身で繊細な印象だった彼が、今では筋肉質で精悍な体型に変貌を遂げています。
その変化の背景には、俳優としての成長と数々の困難を乗り越えた壮絶なストーリーがありました。
今回は、
- 柳楽優弥の筋肉美が話題に
- 筋肉づくりのきっかけと努力
- 柳楽優弥の筋トレ方法と食事管理
これらについて紹介します。
それでは行きましょう!
柳楽優弥の筋肉美が話題に

近年、柳楽優弥さんの筋肉美が注目を集めています。
特に話題となったのが、ディズニープラスで配信された「ガンニバル」での肉体美です。
彼は役作りについて「僕も実際に10年くらい武道を習っているんです」と語っており、その経験が役作りに活きているようですね。
僕が演じる阿川大悟という役は警察官で、柔道をやっている人なんですが、僕も実際に10年くらい武道を習っているんです。
出典:CREA
武道には「型」があるため、ボクシングなどとは異なる動きの特徴があり、そのリアリティのあるアクションが評価されています。
柳楽さんは撮影前には筋トレをして鍛えており、カメラマンに「熊が人を持ち上げてるみたいだね」と評されるほどのパワーを見せました。
カメラマンの方に「熊が人を持ち上げてるみたいだね」って言われて、ああそういう風に見えるんだって。そこを見てほしいです。
出典:CREA
柳楽さんの肉体改造は、単なる見た目の変化ではありません。
彼はアクションシーンについて「マンガっぽいカチッとカッコよくキメるアクションというよりは、ちょっと泥臭い生々しさというか、『ケンカってこういう感じだよね』というリアリティのあるアクション」を目指していると語っています。
アクションもやっているんですが、マンガっぽいカチッとカッコよくキメるアクションというよりは、ちょっと泥臭い生々しさというか、「ケンカってこういう感じだよね」というリアリティのあるアクションなんです。
出典:CREA
筋肉づくりのきっかけと努力

実は柳楽さんには、俳優生命の危機に瀕した時期がありました。
18歳の頃、ストレスから来る過食で体重が激増。最大で20kgも太ってしまったのです。
当時の心境について、後に「あの頃の自分は間違いなくストレスを抱えていた」と振り返っています。
仕事も思うようにいかず、精神的にも肉体的にも限界に近い状態だったといいます。
「役じゃないの?」と役作りのために太ったのかと聞かれるも、「役じゃない。ご飯を食べ過ぎました」と明かし、ストレスかと聞かれると「たぶんそう。(自身の写真を見て笑いながら)この人絶対ストレスですよね」とストレスで“激太り”したことを認めた。
出典:モデルプレス
転機となったのは、歌舞伎界の巨匠・中村勘三郎さんからの「見栄えが悪い。俳優を辞めた方がいい」という厳しい言葉でした。
しかし柳楽さんは、この言葉を否定的に捉えるのではなく、自分を変えるきっかけとして受け止めたそうです。
後に彼は「あの言葉には本当に感謝している。自分を変えなければという強い原動力になった」と語っています。
真摯な助言として受け止め、前向きに捉えたことがその後の飛躍につながったのでしょうね。
生前、歌舞伎俳優の中村勘三郎さんからは「君は見栄えが悪いから、俳優辞めなさい」と厳しい言葉を浴びせられたようで「(その言葉が)本当にありがたくて、それがきっかけで痩せなきゃ!見栄えがよくならなきゃ!と原動力になった」と感謝。
出典:モデルプレス
この時期、柳楽さんは俳優業だけでなくアルバイトも経験しています。
当時はイケメン俳優ブームの真っ只中で同世代の俳優たちが華々しく活躍する中、自分はどうすればテレビに出られるのかと日々葛藤していたそうです。
特に印象的だったのは、小栗旬さんの活躍を見て嫉妬心を抱きながらも、それを原動力に変えていった強さは、現在の成功の礎となっていますね。
事務所の許可を得てアルバイトしていたが、当時、イケメンブームだったため、「どうやったらテレビに出れるんだ」と葛藤していたことも。中でも小栗旬の活動を見て嫉妬していたそうで、「悔しいけど、自分に原動力になった」とアルバイトを通じて、俳優として大切なことがわかったそうだ。
出典:モデルプレス
決意を固めた柳楽さんは、徹底的な肉体改造に着手し、ボクシングやランニングを中心とした有酸素運動と厳格な食事管理を組み合わせた結果、わずか3ヶ月で20kgの減量に成功しました。
柳楽優弥の筋トレ方法と食事管理

先も述べたように柳楽さんは10年以上続武道を続けていますが、それが演技にも大いに活かされています。
型を重視する武道の修練は、単なる筋力アップだけでなく、身体の使い方そのものを変えていったそうです。
一般的なボクシングとは異なる身体の使い方を習得したことで、他の俳優にはない独特の存在感を生み出すことができるようになったようです。
「ガンニバル」のような肉体的に過酷な役では、事前に相当な筋力トレーニングを積んで準備しているとのことです。
特筆すべきは、単に筋肉を大きくするだけでなく、役柄が求める動きができる機能的な筋肉を作り上げている点でしょう。
これは長年の経験と研究の成果といえますね。
武道には「型」があるので、ボクシングをやっている人なんかとは動きのニュアンスがちょっと違うんですよね。
アクションもやっているんですが、マンガっぽいカチッとカッコよくキメるアクションというよりは、ちょっと泥臭い生々しさというか、「ケンカってこういう感じだよね」というリアリティのあるアクションなんです。
出典:CREA
SmartNewsのCM撮影では、スーツ姿での筋トレシーンが話題となりました。
撮影中、監督からの細かな指示に応えながら何度も動きを繰り返す柳楽さん。
普段から相当鍛えているため、「これ以上腰を落とすとスーツが破れる」と説明する場面もありました。
この一件からも、日頃からいかに鍛錬を積んでいるかがうかがえます。
「(普段から筋トレをよくしていて)筋肉が発達しているので、これ以上腰をさげるとスーツがやぶれます!」と監督に必死に説明する柳楽さんに、伊藤さんは笑みをうかべつつ「きついですか?」と尋ね、柳楽さんを労っていました。
出典:PRTIMES
激太りを経験した柳楽さんは、現在では健康的な食生活を心がけています。
最近はスパイスカレー作りにハマっており、自炊も積極的に行っているとか。
また、サウナなどのリカバリー方法についても研究しており、トレーニングだけでなく回復にも気を配っています。
最近スパイスカレーを作るのにハマっていて。次は自分流のレシピでチャーハンにもチャレンジしたくて。プロの方のレシピだったり、自己流にアレンジして作っている方の記事を読んだりします。後は「運動」もチェックします。サ活とか。どのぐらいサウナに入るのがいいのかなどを調べています。
出典:PRTIMES
この総合的なアプローチが、健康的で機能的な肉体を維持する秘訣なのでしょう。
特別な時だけではなく、日常的にトレーニングを続けているからこそ、いざという時に結果が出せるのです。
まとめ
柳楽優弥さんの筋肉美は、挫折と復活の物語そのものです。
18歳での激太り、恩師からの厳しい言葉、そして壮絶なダイエット。
これらの経験が、現在の揺るぎない肉体美へとつながっています。
10年以上続ける武道修練を基盤に、役柄に応じた的確な肉体改造を実現できるようになった柳楽さん。
共演者からも「素晴らしい筋肉」と評価され、実力派俳優としての地位を確立しました。
特に「ガンニバル」では、その鍛え上げられた肉体が作品に説得力を与え、新たな魅力を開花させています。
武道で培った実戦的な動きと、計画的なトレーニングで作り上げた機能的な筋肉は単なる見た目の良さだけでなく、演技の幅を広げる重要な要素となっています。
激太りという人生最大の危機を乗り越え、中村勘三郎さんの言葉を糧に変えた精神力や、アルバイト時代の苦労も、現在の成功への布石となりました。
現在も日々のトレーニングと健康的な食生活を続ける柳楽さん。
役柄に応じて自在に肉体を変化させる技術は、プロフェッショナルな俳優としての証です。
これからも様々な作品で、その鍛え上げられた肉体美と演技力を見せてくれることでしょう。
柳楽優弥さんの今後の活躍から、ますます目が離せません。
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