北海道を代表する俳優の大泉洋さんが所属する演劇ユニット「TEAM NACS(チーム・ナックス)」。
森崎博之さん、安田顕さん、戸次重幸さん、音尾琢真さん、そして大泉洋さんの5人で構成される彼らは、その圧倒的な演技力と個性で、「日本一チケットが取れない演劇ユニット」とも称されるほどの人気を誇っています。
大学時代の仲間5人で結成されたこのグループは、数々の舞台やテレビ番組で多くのファンを魅了してきました。
今回は、
- 大泉洋とTEAM NACSの概要とは
- 解散から復活までの軌跡
- TEAM NACSの今後の展望は?
これらについて紹介します。
それでは行きましょう!
大泉洋とTEAM NACSの概要とは

TEAM NACSは、1996年3月7日に北海学園大学の演劇研究会に所属していた5人によって結成さ、「日本一チケットが取れない劇団」とも称されるほどの人気を誇っています。
当初は大学を卒業する森崎博之と安田顕の卒業制作として「LETTER〜変わり続けるベクトルの障壁〜」という舞台を上演するための一回限りのユニットとして誕生したのです。
彼らは北海学園大学の演劇研究会に所属し、学年は違えども仲の良かった森崎博之さん、安田顕さん、戸次重幸さん、大泉洋さん、音尾琢真さんの5人で結成されました。
TEAM NACS(チームナックス)は、北海学園大学演劇研究会出身の、森崎博之・安田顕・戸次重幸・大泉洋・音尾琢真により結成された演劇ユニット。
出典:TEAM NACS公式サイト
「LETTER〜変わり続けるベクトルの障壁」(1996年)が初演。
結成25周年となった2021年には、WOWOW開局30周年とコラボしたスペシャル番組『がんばれ!TEAM NACS』も放送されました。
結成当初は演劇の一回公演として“チームナックス解散”の演目を行ったものの、その後もメンバーは着実に絆を深め、ドラマ・映画・バラエティで個々に活躍しています。
現在では「5人全員がドラマや映画、舞台に欠かせない俳優」として、それぞれの分野で活躍中です。
1996年に北海学園大学演劇研究会出身の5人で結成されたナックスは「日本一チケットが取れない劇団」と称されたこともある、人気演劇ユニットだ。2021年3月に25周年を迎えた今では、5人全員がドラマや映画、舞台に欠かせない俳優として活躍している。
出典:マイナビニュース
もともとは演劇研究会の愛称であり、やがて彼らのチーム名となる「NACS」という名前には「North Actors Club Special」という意味が後付けで与えられました。
しかし元々は、森崎さんが演劇研究会時代に演じた役名が由来とされています。
1994.04
出典:waybackmachine
『大泉洋・音尾琢真 北海学園大学入学 演劇研究会入部 』
TEAM NACS5人がついに出会う。毎週火曜日になると夜な夜な安田が音尾を誘い飲み明かす。おかげで、音尾は水曜日1講目の体育を落とす・・・。この頃、演研の愛称を決めようという会議があり、当時の森崎の役名「なっくす」に何となく決まる。
解散から復活までの軌跡

TEAM NACSの歴史で最も印象的なのは、その「解散と復活」のドラマでしょう。
1996年のTEAM NACS旗揚げ公演「LETTER〜変わり続けるベクトルの障壁〜」は、当初は最初で最後の公演という予定でした。
チームナックス旗揚げ解散公演。一度きりのユニット劇団として、サークルの仲間の思い出のために立ち上げた芝居。
出典:TEAM NACS公式サイト
森崎さんと安田さんの大学卒業とともにユニットは解散し、2人は就職の道を選びました。
しかし、解散から約15ヶ月後の1997年8月、奇跡が起こります。
「RECOVER〜描き続けるもう一つの結論〜」という公演でTEAM NACSは再結成されました。
チームナックスの復活公演。15ヶ月であっさりと復活。私小説をモチーフに、選ばなかった道を眺める。劇中劇である「ぴょんぴょん丸」はメンバー全員が加筆した。
出典:TEAM NACS公式サイト
再結成の経緯については、森崎さんの呼びかけで再び5人が集まり、舞台公演を再開したと言われています。
再結成後は主に故郷・北海道を中心に公演活動を継続し、その後は東京進出やメディア出演など活動の幅を広げていきました。
森崎さんは、2021年にTEAM NACS が出演したドラマの劇場版である『劇場版 がんばれ!TEAM NACS』の公開記念舞台あいさつで「解散から始まったので、なかなか(今更)そう(解散)はならない」とも語っていました。
結成25周年を迎えた現在も「解散はしない」方針を示しています。
森崎も「どこまでがドラマなのか。フィクションなのかわからない。そんな中、解散というシーンが台本にあって、それを自分が切り出す展開はショックだった」と回顧。一方で、「自分たちは結成した時、すでに一度解散しているんです。解散から始まったので、なかなか(今更)そう(解散)はならない」とも語り笑顔を見せた。
出典:シネマトゥデイ
TEAM NACSの今後の展望は?

今や個々の活動も全国区となったTEAM NACSですが、今後のグループとしての展望も気になるところです。
TEAM NACSは「これからも5人で活動を続けていく」と明言しており、今後も舞台やテレビ、映画など多方面での活躍が期待されています。
「これからも5人でいること大切にしていきたいと思いますので、皆さんにもそんな僕らを見守っていっていただきたいです」(音尾)
出典:ORICON NEWS
現在のTEAM NACSは、過去に例を見ないような規模の企画にも挑戦しています。
2021年に結成25周年を記念して放送されたWOWOW特番では、5人が戦隊ヒーローに扮する企画などが話題となりました。
演劇ユニット・TEAM NACS(森崎博之、安田顕、戸次重幸、大泉洋、音尾琢真)の結成25周年と、WOWOWの開局30周年を記念する特別番組「がんばれ!TEAM NACS」内にて、メンバーが戦隊ヒーローものに挑むことが明らかになった。
出典:シネマトゥデイ
また2021年にはメンバー全員が出演した映画『劇場版 がんばれ!TEAM NACS』が公開され、劇場舞台あいさつも実施されています。
演劇ユニット・TEAM NACS(森崎博之・安田顕・戸次重幸・大泉洋・音尾琢真)が4日、都内で行われた映画『劇場版 がんばれ!TEAM NACS』の公開記念舞台あいさつに登壇した。
出典:ORICON NEWS
その他にも「5D2-FIVE DIMENSIONS Ⅱ-」と題したソロプロジェクトも展開されました。
これは2011年に行われた「5D-FIVE DIMENSIONS」の第2弾として企画されたもので、メンバー5人がそれぞれ表現したい世界を形にした、全く異なる5つの演目を上演する意欲的なプロジェクトでした。
個々の才能が際立つこの企画は、TEAM NACSの多様性を示す重要な取り組みとなりました。
TEAM NACSが2011年に行ったソロプロジェクト「5D-FIVE DIMENSIONS」の第2弾となる「5D2-FIVE DIMENSIONS Ⅱ-」。
出典:TEAM NACS公式サイト
森崎博之・安田顕・戸次重幸・大泉洋・音尾琢真の5人それぞれが表現したい世界を形に。
個々のメンバーは引き続き映画・ドラマ・舞台で精力的に活動し、ファンミーティングやライブイベントにも出演予定があります。
特に大泉さんは生誕50周年ツアーなどソロプロジェクトも続々と行っています。
大泉洋が全国各地で歌いまくる!
出典:TEAM NACS公式サイト
生誕50周年を記念したリサイタルツアー開催決定!
ファイナルは日本武道館!!
メンバーも「音尾が80歳になったら解散」などと冗談を言い合うほど仲が良く、今後も新たな舞台や映像作品で、その演技とユーモアを見せてくれることでしょう。
リーダーの森崎は「今、40歳の音尾が80歳になったらTEAM NACSは解散しようと僕は思っています。それまで私たちを愛し続けてください!」とあと40年、活動を継続することを誓った。
出典:ORICON NEWS
まとめ
北海道の地から誕生し、一度は解散するも復活を遂げ、全国区の人気演劇ユニットへと成長したTEAM NACS。
大泉洋さんをはじめとする5人の個性と才能が融合した彼らの軌跡は、多くの人々に感動と笑いを届けてきました。
彼らの魅力は、単なる演技力だけではありません。
解散と復活のドラマ、時に衝突しながらも互いを尊重し合う関係性、そして何より「良いものを作りたい」という共通の情熱にあるのでしょう。
彼らの新たな挑戦に、引き続き注目していきましょう。
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